こんにちは すずき です。
いよいよというか、やっとといのか、寒さも本格的になってまいりました。
最近価格もお手頃な商品が増えてきたこともあり身近になったダウン(羽毛)を使用したジャケットやコート、最近ではジャケットの下に着るインナーダウンや寝具類。
とても軽いので、身に付けるにも、夜寝るときの掛布団としても最高の着心地、寝心地で、今どきなくてはならない物ですが、たまにこんなことを言う方がいます。
「思ったほど温かくない。」
又は、
「温かいけれど、これだけではちょっと寒さに対応しきれない。」
など・・・。
ダウンを使用した衣類や寝具、よほど酷寒の地で使用するか、よほど質の悪いものでない限り、温かさにおいてはほぼ最強。
身に付け方、あるいは布団を掛ける順番待ちがえとりゃしませんか?
CONTENTS
ダウン(Down)って?
衣類や寝具に使用するダウンと呼ばれるもの、これは羽毛の事です。
ややこしいんですが、羽根とは違います。
羽根はフェザー(Feather)。
羽はWingと違うんか?なんて言い出すと更にややこしい。
Wingは基本的に左右にあるものらしいです。
いったら翼のこと。
飛行機の羽(翼)や、鳥の羽(翼)なんてときはWing。
関係ないけどポール・マッカートニーがビートルズ解散した後に結成したバンドはWings。
Featherのほうは羽軸のある、いわゆる羽根のことだそうです。
↓こんな感じ。
因みにボクシングの階級でフェザー級という階級がありますが、これがまさに鳥の羽のように軽い球という事らしいです。
フェザー級は日本人のボクサーとしてはむしろ大きいほうですが…。
因みに計量時に122 – 126ポンド (55.338 – 57.153kg) までの体重です。
でDownのほうは水鳥なんかの胸に生えている毛の事、つまり羽毛の事を言うそうです。
↓こちら。
羽根のほう、つまりFeatherのほうは羽軸があるために、形状が比較的安定しているので布団というよりは枕やクッションなどに適しているそうです。
一方羽毛のほう、downはというと、少量でも膨らんで沢山の空気をため込むことができる為、掛布団やコート、ジャケットなどに最適。
ダウンは一羽の水鳥から採れる量がとても少ないので非常に高価です。
ダウン(down)とフェザー(Feather)の混合比において、50%以上のダウン(down)が使用されている布団を羽毛布団(うもうぶとん)、50%以上のフェザー(Feather)が使用されている物を羽根布団(はねぶとん)と呼ぶそうです。
基本的にはダウンが沢山使用されている物のほうがあたたかく、柔らかく使い心地もよいとされ高価です。
羽根布団という言い方には気をつけないといけません。
最高の羽根布団と安物の羽毛布団ではどちらのほうが良いのだろう?
どうでもいいんだけど・・・。
ダウンが温かいわけ
羽毛(Down)がなぜあたたかいのか?
実は動かない空気というのはとても断熱性に優れているのです。
恥ずかしながら僕は一級建築士という資格を持っておりますが、資格試験のおり、熱の伝わり方についての出題があり、その時に倣うわけですが、対流しない封じられた空気層とういのは断熱性が非常に高いのです。
住宅など使用する断熱材にグラスウールというものがあります。
繊維系断熱材の一つですが、これもグラスウールの間に空気をため込むことで高い断熱性能を発揮します。
グラスウールなどの繊維系断熱材よりも更に高い断熱性能を誇る発泡系断熱材などはまさにポリスチレンなどを発泡させて中に空気を大量に含んで、かつ封じ込めたものです。
ダウン(Down)がなぜあたたかいのか?それはフワッフワにふくらんだ羽毛が大量の空気をため込んで、断熱材の役目をするからです。
動きの少ない空気層を作る事で外気の冷たい空気を断熱し、体の熱で温たたまった空気をため込むことで温かさを保っているというわけです。
実はこれ、セーターがなぜあたたかいのか?フリースがなぜあたたかいのか?という事と同じなのです。
温かい空気を沢山ため込むことができる物ほど温かいのです。
ダウン(Down)の性能の活かし方
さてそこで大切なのがダウン(Down)を使用したジャケットやコートの着用の仕方。
セーターって着るとあたたかいですが、例えばいくらあたたかなセーターでも一番上にきたりはしません。
何故か?
セーターは風を通します。
つまり、せっかくため込んだあたたかい空気を風に奪われてしまうから。
そして、温かいのはあくまで人間の体の熱ですから、そもそもあたたかな空気をため込むことができないから。
ダウンジャケットやダウンコートなどの場合は風を通しにくい素材でダウン(羽毛)を封じ込めて作られている場合が多いのと、そもそも一番外側に着る為のものなので着る順番についてはあまり問題にはらないと思いますが、セーターと同じように、体の熱で温められた、あたたかな空気をため込むためには、実はダウンの下にあまり沢山着こまないほうが有利です。
ダウンは体の熱であたためられることで羽毛が膨らんで、一層多くのあたたかな空気をため込んで高い断熱性能を発揮します。
寒いからと言って沢山着こんだ上にダウンジャケットを着ると、あたたかな熱源である人間の身体から離れてしまって、温かい空気を沢山ため込むことができず、十分な断熱層としての役目を果たさないというわけです。
最近はやっているインナーダウンと呼ばれる薄めのダウンベストやジャケット。
一見体の近くにダウンをきるのでとても理にかなっていると思われますが、実はこれも只服の下に着ればいいというものでもないようです。
ダウンがつぶれてしまうような着方は、十分に断熱層を作れないので、本来のダウンの性能を発揮することができません。
ピッタリとしたタイトな革ジャンや、冬用の重たいスーツやジャケットの下に来てダウンを潰してしまっては、本来のダウンの断熱性能を生かすことができません。
ダウンは体の熱で温まる事で羽が膨らんで更にたくさんの空気をしっかりため込むことで断熱性能が最大になることをお忘れなく。
ダウン(Down)は水に弱いので注意
ダウンはふっくらと膨らんであたたかな空気層をつくるのであたたかい(諄(くど)いようですが・・・)ので、水に濡れてしまうとせっかく膨らんでいた羽がしぼんでしまい、あたたかな空気をため込むことができません。
雨の日や、湿度の高い雪の日にはダウンが濡れないようにレインウェアなどを使用するようにしましょう。
傘だけではいけません。
濡れちゃうと温かくないですからね。
雪の日などは特に注意が必要です。
羽毛布団の場合
羽毛の布団も同じこと。
羽毛の掛布団の下に毛布などを使用してしまうと、体の熱が毛布で断熱されてしまい、折角の羽毛の断熱性能を引き出すには効率がよくありません。
毛布を使用する場合、体の下に敷くか、羽毛を潰さない軽めの毛布を掛布団の上に使用するほうが良いとされています。
間違っても中綿の入った2重毛布の上に羽毛布団などという使い方はしないように。
あれはあれで気持ちいいけどね。
ダウンは体温であたためられて膨らんで断熱層を作ってあげるからあたたかくて快適なんだという事をお忘れなきよう。
あたたかくて軽い羽毛布団は一度でも使ってしまうともう普通の布団には戻れませんよね。
イマイチあたたかくないという人は使い方を間違えていませんか?
毛布は薄めで、できれば羽毛布団の上に使用。
どうしても厚手の毛布が使いたい人は体の下に敷いて使用しましょう。
ダウンを潰さないように使うのが正しい使い方です。
ダウンを使用した高級羽毛布団
ダウンは水鳥の胸の毛でできていると書きましたが、水鳥にも2種類あります。
グースのものとダック。
グースは日本で言ったらガチョウ、ダックはアヒルです。
勿論ダックでも十分な性能ではありますが、グースのほうが体も大きく密度があり良質とされています。
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ヨーロッパ大陸北部の極寒の地、ポーランド。
ホワイトマザーグースは広々とした農場で伝統的な飼育方法で育てられています。
ポーランド産の羽毛はその品質の高さから世界最高級品質と認められています。
本製品に使用されている羽毛は、水鳥のバージン羽毛を使用しており、玉砕羽毛、摩擦、再生羽毛等は一切使用しておりません。
一定の重量に対しての羽毛の体積を測定した数値、「ダウンパワー」は440dp以上の国内最高グレードの六ツ星プレミアムゴールドラベル。
さらに、側生地には、インド産ハイブリッドコットンの”マハール”を使用。
もうね、王様だね。
まとめ
せっかくのダウンですからね、性能をフルに引き出して使用したいものです。
山に登ったりする人たちの中では割と当たり前の事だったりしするようですが、意外と知らないで使用してる人多いんです。
よく、TVの中継などでも寒い雪の日にレインウェアを使用しないでダウンをきている方を見かけます。
TV写りを考えてのことかもしれませんが、レインウェアを使用しないとせっかくのダウンが濡れてしまいますよと余計なお節介をしたくなってしまいます…。
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おしまい