こんにちは すずき です。
明日からゴールデンウィークに突入します。どこかに出かける予定は立ちましたでしょうか?
全国で国民が一斉に出かける大型連休やお盆や年末年始の定番と言えば高速道路の大渋滞。
渋滞ってどうして起きるんでしょうか?
あー、渋滞の先頭を見てみたい
CONTENTS
高速道路 渋滞発生場所 全国ランキング
国土交通省のデーターによると全国の高速道路のインターチェンジ間の渋滞ワーストランキングは
- 東名高速 上り 海老名JCT~横浜町田
- 東名高速 上り 秦野中井~厚木
- 東名高速 下り 横浜町田~海老名JCT
- 中国自動車道 下り 西宮山口JCT~宝塚
- 中央自動車道 上り 調布~高井戸
出典 国土交通省HP
ほとんど関東近郊ですが、関東に住んでいる人は納得できるデーターですね。
1位、3位は大和トンネルのある区間です。渋滞のニュースでは必ずと言っていいほど出てきます。渋滞のメッカ。
ぼくは関西の渋滞のほうがひどいイメージでしたけど、データーで見るとやっぱり大和トンネルなんですね。
関西の渋滞と言えば宝塚トンネル。
やっぱり入っていますよね。
渋滞のできる理由5大理由
1.追い越し車線
1台の遅い車がいた場合、ブレーキを踏んで減速しますよね。するとその後ろの車も原則をします。減速の連鎖が生じます。
遅い車を抜こうとして、追い越し車線に入る車もいます。
追い越し車線を走っていた車は前に侵入してきた車に合わせて減速。
車の交通量が多ければ多いほど、このような減速の連鎖で車線の滞りができます。
2.合流部分
高速道路の合流部分、ジャンクションであったりインターチェンジからの進入路の部分で渋滞が起きることがあります。
走行車線に侵入してくる車両に合わせて、走行中の車が速度を落とすためにブレーキを踏みます。するとその後ろの車も減速します。減速の連鎖が起きることにより渋滞が発生します。
前の車が減速することで、車線を変更しようとする車も出てきますので、1.の追い越し車線への車線変更による減速、停滞も生じます。
理論上は進入してくる車両が十分に加速しスムーズに合流すれば渋滞は起きないわけですが、交通量が多い時は中々難しいとおもいます。
そもそも都市高速だと加速レーンがほとんどないところもあります。
3.ザグ部
道路が下り勾配から上り勾配に変わる谷の部分をザグ部といいます。
自然渋滞のほとんどは実はこのザグ部でおきます。
下り勾配の道路ではアクセルをそれほど踏み込まなくても車は十分な速度を保つことができます。ところが、上り勾配に変わっていることに気が付かないあるいは十分に認識し意識的に加速をしないと、車は減速してしまいます。
下り勾配を走っている車の車速は無意識に速く、上り勾配に入った車の車速は無意識に遅くなることで次々に車が滞っていき、渋滞が発生します。
4.事故・工事
事故や工事で車線がふさがれている場合などは、いやでも渋滞になります。なんでこんなところで渋滞がと思うような場合は事故や工事の場合がほとんどです。
事故の場合は反対車線でも見物渋滞などと言うありがたくない渋滞が発生している場合があります。
事故見物に車速を落とすような馬鹿な真似はやめましょう。
5.トンネル手前
トンネルに入った瞬間って暗順応に時間がかかって一瞬見えなくなる瞬間ってありますよね。天気がいい日などは特に。
そのようなイメージがドライバーにある為、トンネルに入る手前でやはり無意識に減速をしてしまう為に、トンネルの手前では渋滞が起きやすくなります。
特に東名高速の大和トンネルや中国自動車道の宝塚トンネル、中央高速の小仏トンネルなどは複合的な要素も加わり大渋滞を引き起こします。
大和トンネルの下り側はトンネル手前がザグ部になっています。
宝塚西トンネルも上り線では手前がザグ部に、小仏トンネルはトンネル自体が中間部でザグ部になっています。
大和トンネルも、宝塚トンネルも前後に合流があり、渋滞が大きくなる原因になっています。
渋滞解消のために
渋滞は上記のような場合、又はその複合により発生することがほとんどです。特にザグ部と言われる場所では渋滞が発生することが多いので、高速道路の運営会社も渋滞解消のための対策をとっています。
下り勾配から上り勾配になる手前の部分から注意喚起を促す標識などが建てられています。
「加速して下さい」の標識もよく見かけます。
渋滞が予想される部分の拡幅も進んでいます。
大和トンネルも東京オリンピックまでに車線を増やす計画で工事が進んでいます。
大和トンネルは実はトンネルではなく厚木の飛行場が近くにある為、飛行ルート上を飛行機事故から守るために作られた高速道路の蓋のようなものです。
実はこの蓋を外すことができないために一番渋滞が発生するこの部分の車線を増やすことが困難だったわけですが、路肩を狭くすると同時に1車線の幅を25cmずつ狭くすることで、もう1車線分の幅をひねり出し、車線をもう一本増やす決定がされ工事が進んでいます。
大和トンネルの東側、上り車線も手前の海老名ICの合流車両用の加速車線も延長されましたし、宝塚東トンネル手前のICでの合流車両用の加速車線を、360メートルから500メートルに延伸されました。
最近はトンネルは内部の照明も工夫されています。
新東名高速のトンネルなどはトンネルの入り口の照明の強さと照らす方向を調整し、トンネルに入った時の暗順応がスムーズにできるように工夫されています。トンネルに入った瞬間の見えない恐怖感はほとんど感じません。
最後に
こうした対策も進み以前に比べると渋滞は確実に減っていると思います。
それでも渋滞はなくなりません。
僕が学生の頃なんか、渋滞のピーク時などは1時間で5m位しか進まないような渋滞がしょっちゅうありました。それに比べれば最近は随分ましかなとは思いますが、やはりできればハマりたくない大渋滞。
渋滞にはまってしまったら、もう腹決めて乗り切るしかありませんね。
車線キープか、積極的に動きの良い車線に変更したほうがいいのかという問題に関しては、よほどの理由がない限りあまり変わりません。事故のリスクを考えたら車線キープが基本です。
お気に入りの音楽でも聞きながら何時もより少し長めのドライブとでも思って乗り切りましょう。
出発する時間を少しずらすとか、自分でできる対策も必要かなと思いました。
おしまい