こんにちは すずき です
キャンプシーズン到来ですね。キャンプが楽しいものになるかならないかは、テントの張り方一つににかかっているといっても過言ではありません。張り方を間違えると思わぬ事故につながることもありますので、是非間違いのないよう注意して、楽しいキャンプライフを楽しみましょう。
CONTENTS
キャンプ場に着いてテントの設営場所を選ぶ基本の基本
地形を読もう
まずはキャンプ場を見回してみましょう。
「あ!あそこあいてる」と言ってすぐさまテントを張ったりしないでくださいね。
テントを張るのに適した場所と言うのがあります。最近のテントは軽くて比較的頑丈にできていますが、しょせんテントはテントです。強風や豪雨にあった時に長時間は耐えられませんので少しでも被害を受けない場所に設営するのが基本中の基本です。
雨が降るかもしれない時に窪地にテントを張るのは愚の骨頂です。僕は夜のうちに降った大雨で水没したテントを何回も見たことあります。
かといって風が強くなるのに風を遮るものが何もない場所に単独で設営するのもまたこれも危険と言えます。テントの骨が折れたり、半分飛ばされかかっているテントをやはり何度も見たことがあります。
テントの設営前にまずキャンプ場の地形をしっかりと把握しましょう。
これ大事。
水の流れを読む
雨が急に降り出すことは山間のキャンプ場ではよくあります。
天気予報は有って無きものと思うベシ。
これキャンプの基本です。
木の枝が生い茂っていて雨をある程度防いでくれそうだったり、周囲より少し高台になっている場所があれば最高です。
窪地は絶対いけません。
最悪、寝ているときに大雨が降って浸水、水没なんてことになりかねません。結構あるんです、実際。
地面も粘土質のところは泥濘ますし水もたまりやすいので気を付けてください。
川辺でのキャンプはお奨めしません。
水かさが急に増してくることがあります。周囲で雨が降っていなくても上流の山間で大雨が降って突然の増水など、大きな事故につながりますので安全が確認できる場所でなければ控えましょう。
風を読む
テントは意外にと言うか思った通りなのか、風に弱いです。
雨の時も同じですが風を遮る木がある場所がお奨めです。木が茂っている場所は木陰にもなり直射日光もさえぎってくれるのでテントの設営には最適です。
気を付けなければいけないのは、単独で生えている木の場合、落雷の可能性があります。比較的広い場所で木が一本だけ生えているような場所は少し離してテントを設営したほうが良いと思います。
風向きにも注意してください。ある程度大きな湖等では決まった時間帯に一方向からの風が強くなったりすることがあります。
テントの入り口は風下側へ向けてください。
風が入って寒いだけではなく突風でテントが飛ばされかねません。
またテントの設営時には基本的に風上側から作業を進めます。テントのインナーを広げるときはまず風上側のペグを打ってから広げます。フライを広げるときも同じく風上側のペグを打ってから広げると比較的スムーズに設置できます。
テント設置の基本の基本
グラウンドシートはちゃんと敷いてください。
グラウンドシートはちゃんと敷いてください。
水はけにも通ずるところです。
結局テントは水と風に対しての備えをしっかりやることが基本です。
僕はグラウンドシートの下に更に少しだけ大きめのブルーシートを敷いています。
但しテントのレインフライ(一番外側のテント)をはみ出した部分は折り曲げてレインフライの中に入れておきます。そうしないとテントに降った雨が全部テントの下に流れ込んでしまいます。
ブルーシートは何かと便利です。畳んでしまえばかさばるものでもないし、高価なものでもないのでぜひ一枚用意しておいてください。
以前大雨が降ったキャンプ場でブルーシートを周りの木々に括り付けてテントの上に屋根を作っていたキャンパーさんがいました。
テントの周りに溝を掘っておくのも有効ですが、これはキャンプ場の管理人さんに確認してからにしてください。
近くに大きめの石がゴロゴロしているようなところなら石で水が流れてくる方向に水の流れを遮れるように土塁(大げさかな)を築いておくのもいざ雨が降った時には有効です。
水をなめたら痛い目見ますよ、マジに!
ペグはしっかり打ってください。
よくペグダウンしていないテントを見かけます。
ペグ大切ですよ。できればペグはテントに最初からついていたものではなく、しっかりした長めのものを購入したほうがいいです。ペグを打つハンマーと撤収時にペグを引き抜く道具(ハンマーについているものもあります)はできるだけ早くそろえてください。
廻りに大きな岩や木がある場合はペグを打つ代わりに岩や木に括り付けておくのも有効です。
ペグを打つ時の基本は地面に対して直角に打つのではなく、
ペグに括り付けるテントの張り綱に対して直角に打ち込むことです。
テントは思っているよりもはるかに風に弱いです。強風が吹くと簡単に吹き飛びます。確実にペグダウンしてください。
因みに風に強いテントはドーム型ならあまり背の高くない物のほうが強いです。
スノーピークのアメニティードームはかなり風には強いです。
そして意外ですが、しっかりと設営ができればという条件付きですが、ワンポールのテントは風に強いです。以前海辺で強風の中びくともせずにたってた姿が印象的でした(その時使っていた我が家のテントは強風に負け、あえなく撤収いたしました・・・泣)。
風をなめて痛い目見ました、過去に!(ワシやないかい)
まとめ
最近のテントは性能がいいので天気のいい日に整備されたキャンプ場で使う分には特に気を付けることはないような気もします。周りのお客さんに迷惑のかからないように位。
フリーサイトの場合は色々と気を付けなければならいポイントはあります。
基本なれないうちはお天気の悪い時はキャンプはしない。
暖かくて穏やかな日にキャンプをしてみて、慣れてきたら徐々に活動を広げていくようにしましょう。
まあ、真の猛者と呼ばれる人達は真冬の山岳地帯でも一人でキャンプしますけど、僕ら一般ピープルは3~5月の暖かい日を選んで位からがお手頃ですよ。無理は禁物。
キャンプは楽しく
初級者が雨や風で大変なことになってもう二度とキャンプ行きたくないみたいになっちゃうのは悲しいですからね。修業じゃありませんから。
キャンプはレジャー。
おしまい