こんにちは すずき です。
今年も土用の丑の日がやってきます。
ウナギですよ、ウナギ。
美味しいですよね、ウナギ｡
僕も大好きです。
土用の丑の日
土用の丑の日って何でしょうね?
正確に答えられる人ってあまりいないんじゃないでしょうか?
土用と言うのは
土用（どよう）とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立（立夏・立秋・立冬・立春）の直前約18日間ずつである。
俗には、夏の土用（立秋直前）を指すことが多く、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣がある。
出典：Wikipedia
だそうです。
丑の日はと言うと、古代から連綿と続いている干支によって日付を記述する干支紀日法（かんしきじつほう）というのがあります。
暦（れき）というのは世界中に色々な方法で日付を規定しているわけですが、干支紀日法（かんしきじつほう）もその一つ。
「日本書紀」にも用いられています。
干支（えと）はご存じのとおり「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」と12あります。
土用の丑の日というのは、もうお分かりかとは思いますが、土用の期間中の丑に当たる日の事を指しているわけです。
2018年の立秋は8月7日だそうですから、土用の期間は7月20日から8月6日。
その内丑にあたる日は7月20日と8月1日というわけです。
良かった今年は2日あるようです。
2回、ウナギが食べられますね｡
18日間に対して12の干支ですから、年によっては土用の丑の日が1回しかない年もあるわけです、残念ながら。
実は来年は7月27日の一回だけ…。
ああ、もう今から残念でなりませんが･･･ウナギ好きとしては…。
土用の丑の日にウナギを食べるわけ
夏場の暑い時期に栄養価の高いウナギを食べる習慣というのは万葉集にも詠まれているのだとか。
この習慣が土用の丑の日になったのにはいくつか説があります。
有名なのはエレキテルで有名な平賀源内説｡
商売がうまくいかない鰻屋が源内先生のところに相談に行くと、店先に「本日丑の日」と書いて貼る事を進めると大繁盛したので他の鰻屋もそれにならったという説です。
日本初のコピーライターは平賀源内先生だったというやつ。
他にも春木屋善兵衛説とか蜀山人説とかいろいろあるようですが、実はよくわからないというのがホントのところらしいです。
ちなみに栄養価の高い食品の溢れる現代では夏バテ防止の効果はそれほど期待できないという説もあるようですが、いいんですよそんなことは。
高価な鰻を食べてもいい口実になればいいんです。
そうでもなけりゃ僕みたいな貧乏人は一年に何度も鰻なんか食べられないんだから（相当無理して食べるわけですけど）。
鰻（うなぎ）
そんなおいしい鰻ですが（どんなよ?）、いまやニホンウナギは絶滅危惧種に指定されています。
ピーク時には200万トンもあった漁獲量が2013年には5.2万トンになってしまったそうです。
しかも、以前は世界中でもほぼ日本人しか食べなかった鰻ですが、世界中の人々に鰻の美味しさが知れ渡ってしまったためか、今や世界の消費量の7割をお隣の中国が占めているそうです。
日本が占める鰻の消費量は1割強。
鰻の完全養殖が待たれるわけですがこれがどうもとても難しいといわれています。
ところがそこは日本人、2010年に人工孵化した鰻を成長させ、さらに次世代の稚魚を誕生させる完全養殖に成功しています。
すばらしい。
ところがコストが合わないという事で、完全養殖で育った安くて美味しい鰻が僕たちの食卓に上るのにはもう少し時間がかかりそうです。
ひとまず、鰻が完全に獲れなくなって、あるいは規制されて、食べられなくなるような事はなさそうなのでまずは一安心。
おわりに
最近は牛丼の吉野家でも鰻が食べられます。
物の値段がわからなくなりますが。
暑い夏、特に今年は半端ない暑さですからね、栄養価的にはどうのこうのよりも、美味しい鰻食べて幸せ気分に浸りたいですよね。
はやくこねーかな、丑の日。
おしまい
