テーブルの上にチューリップ

スポンサーリンク
花を持つ男性

こんにちは、 すずき です

本格的に暖かくなってきて、道端の雑草にも何だかよくわからない花らしきものがついているのをよく目にするようになりました。

我が家のテーブルの上にも昨日からチューリップの花が飾られています。

正直言って若いころはあまり興味なかったんですよね、花なんかお花見でお酒飲むためのこじ付けくらいにしか思ってませんでした。

近所にあるスーパーで花を売っているんです(ま、花ぐらい売りますよ、そりゃ)。

そこのスーパーは月曜日が定休日なので、日曜日の夕方になると売れ残ってる花や、少々難ありの花なんかが安く投げ売りされているんです。その時の花の種類にもよりますが普段400円、500円で売られていたものが100円、200円で売られているのでついつい買ってしまいます。

家に帰ってきて適当に葉っぱむしってこれまた適当な長さで水切り(水の中に茎を入れて水中でざくっと切りますと切り口に空気が入らず花が良く水を吸うので長持ちするんですと)して、またまた適当な入れ物に生けて食卓やそこら辺の棚に置いておくだけなんですが、これがね、結構楽しめるんですよ。心が和むといいますかね。

いいおっさんが何してんだかと思いますけど

スポンサーリンク

コスモスの思い出

以前借りていた区民農園(区民が2年間借りることができる畑です。6畳ほどかな?)が当たった時に、畑の一角にテーブルに飾る用の花の種を蒔いたことがありました。

コスモス畑触る植物をはしから枯らしてしまう特殊なスペック(微妙に古い)を持っている妻(できることならミダス王みたいなスペックにしてほしかったんですけど)が種をまきました。普段は僕がベランダのプランターで育てている野菜やらハーブなんかは絶対に触らせないんですが、このときはまあ畑の一角に植えるだけだからと思い生温かく見守っていました。

案の定、花畑の一角の後ろに作った棚に植えた胡瓜は妻のものだけが早々に枯れ、その後妻が(本人曰く)ちょっと手伝っただけの娘の胡瓜も1週間後には順調に枯れましたが、どうしたわけか花畑に植えたコスモスがそれはそれはものすごい勢いで大繁殖し、後ろの胡瓜棚やその隣のトマトや、はては隣に植えた無敵の繁殖力を誇るニラまでも駆逐しだすにいたり、全てをなぎ倒して徘徊するウォーカーの群れをみる思いでした。

アー怖い

暴走したスペック恐るべし

ああ、脱線してしまいました。花はいいよねって話です。

ダリアが立った話

なんでまた花はいいなあって思ったかっていうと、最初に努めた会社が今でいえば完全なブラック企業でした。

ダリア月に200時間超の残業なんか当たり前の職場でした。あるとき月曜日に出社して土曜の夜に着替えを取りに帰った時に「ああ、このまま寝たら死んじゃうかも」って思ったんです。気分転換しなきゃなって(気分転換で助かると思ってるあたり、少々病んでたかも)。

そこで、今となってはどこで買ったのかも忘れましたけど花の種を買ったんです。

ダリア。

なんで花だったのか、なんでダリアだったかも覚えてません。

鉢と土も買って(土を買うなんて思いもしませんでしたよ、当時は)、ダリアの種をまきました。

しばらくすると芽が出て少しずつ大きくなるわけですが、何せ下手すりゃ1週間に1度帰ってこられるかどうかの生活だったので、まったっく日の当たらない、しかも雨が降ってもその雨すら入り込んでこない当時住んでいた吸血鬼の住家みたいなアパートのベランダでは、3日もほっときゃ枯れてしまうことは必至。

どうしたもんかと考えた結果、取合えず日が当たって、雨が降れば雨に当たって水分補給もできるようにとアパート前の駐車場にコッソリ鉢を置き換えて育てて(放置して)いました。

いや植物って強い。いつ枯れるかと思ってアパートに帰る事ができるたびにドキドキしながら家路を急いでいました。

時には萎れかかってグッタリしていたこともあったけど、そんな時はダリアに「頑張れよ、根性出せよ」と話しかけながら水をたっぷりあげたりなんかして。

でもその甲斐あって、ダリアはちゃんと咲きました。ダリアって花の事をよく知らなかったので、まさかあんなに背が高くなるとは思ってもいなくてちょっとビックリしました。

夏前だったと思います。あの日はなぜかまだ日が高いうちに帰ってきて、駐車場でスクッと立った姿で花が咲いているの見たときは思わず駆け寄ってしまった。

今にして思うとあんなに背の高いダリアがいつの間にか駐車場で咲いてるの見て誰も何とも思わなかったのだろうか?

うーん、どうでもいいか、まったくどうでもいい話だ。

これ絶対誰も読んでくれないな。まあ、いいや。

チューリップが毎年咲くベランダの話

最近テーブルの上にチューリップが三本飾ってありました。

カミさんが近所のスーパーで買ってきたらしいです(日曜日の特売で)。

最初に就職したブラック企業の社長はあるとき酔っぱらってどこかからチューリップを持って帰ってきました。そのチューリップを会社のベランダに置いたプランターに植えてほったらかしてたら次の年見事に咲きました。

ちょうど花が咲いた次の日が経理のお姉さんの誕生日だったんで社長は花を切って経理のお姉さんにプレゼントしました。

それはそれは立派に咲いたチューリップでした。

次の年、またもや同じところからチューリップの芽がでて、ムクムクと育ち、また大変立派な花が咲きました。

勿論社長はその花を切って経理のお姉さんにプレゼントしました。

次の年も次の年も、社長は何もしていないのに毎年それはそれは立派な花が咲く。

そして毎年花を切って経理のお姉さんにプレゼントしてました。

最近知ったんだけどチューリップって花が咲いたらさっさと花を切ってしまうと球根がよく育って次の年も立派に花が咲くんだそうです。

完全放置プレーのチューリップがどうりで見事に咲くわけだ。

テーブルの上のチューリップを見ていたらふとそんなことを思い出した。

ほんとどうでもいい話でした。

おしまい


人気ブログランキング

スポンサーリンク
スポンサーリンク