こんにちは すずき です。
そろそろインフルエンザが猛威をふるい始める季節。
僕の娘のクラスでもチラホラとインフルエンザで欠席する子たちが増えてきているそうです。
学校の場合はインフルエンザにかかった場合、出席停止といって欠席とは少し違うので注意が必要です。
先週末の事です。
金曜日の朝方(5:00頃)、「おとおさん、起きて。」と8歳の娘に起こされる。
“妻に”であったなら多分知らないふりして寝続けたであろう僕ですが、“娘に”ならばいた仕方ない。
「ん?なに?」と言って起きる僕。
「ちょっと喉が痛いからお水飲みたいんだけど・・・。」
台所で水を飲む娘。
「うーん、乾燥しているせいで痛いのかなあと思ったんだけど、まだ痛い・・・、熱はないみたいなんだけど。」
確かに熱はなさそう。
その後、朝食を食べるときも少し喉が痛そうな娘。
念のため熱を測ると、37.2℃。
まーさか・・・インフルエンザ?
うーん、こりゃ上がりそうだな…。
インフルエンザが流行っております
保育園時代は毎週のように発熱していた娘ですが、小学校に入ってからは見違えるように病気をしなくなり、ここまで皆勤賞でしたが、いたしかたなしという事で大事を取ってお休みすることに。
というのもわが娘の小学校、インフルエンザによって学級閉鎖が2クラス出ているとの事。
一見元気ピンピンでしたが、時折「なんか寒いなあ」というのが気にかかる。
案の定昼過ぎには熱はぐんぐん上がり38.7℃まで上がったようです・・・。
家に帰ってくると娘は赤い顔をしてぐったりとし、食欲もないようです・・・。
ああ、可哀そうに・・・。
インフルエンザの場合の出席停止
インフルエンザに罹った場合は学校への登校が制限されます。
ただしくは出席停止となります。
これは「学校保健安全法」という法律で規定されているので守らないといけません。
学校保健安全法で定められている学校とは、学校教育法の第1条に規定する学校だそうです。
学校教育法の第1条によると、
「学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」
とありますので、ほぼ全ての学校に通う生徒さんは守らないといけないようです。
大学生も「これくらい大丈夫だ」といって登校しちゃいけませんって事です。
まあ、そんな小難しい法律を読まなくても、病院の先生が教えてくれると思いますが、大切なのは、法律なのでちゃんと守ってねって事です。
因みに出席停止というのは、その出席停止となった日数を「出席しなければならない日数」から減じるので、欠席あつかいにはなりません。
出席停止期間について
インフルエンザの場合の登校が制限される期間については「学校保健安全法施行規則」の第19条に規定されております。
「インフルエンザの場合、発症後5日間を経過し、且つ、解熱後2日を経過するまでは登校禁止です。」
というもの。
なんか、ややこしい。
発症日というのは38℃以上の発熱等、インフルエンザ様症状が始まった日をさし、病院を受診した日ではありません。
あーややこしい。
発症後というのに発症日は含みません。
あーややこしい。
例えば、1月10日に38℃以上の熱が出ました(発症日)。
その次の日、1月11日に受診(発症後1日目)。
薬を飲んだら受診した日の翌日1月12日(発症後2日目)には熱が下がって平熱になりましたと言った場合でも、学校に出席できるのは更に3日を経過した後という事になります。
つまり出席できるのは1月16日という事。
結構大変なのです。
解熱に発症後4日かかった場合。
つまり、1月10日に38℃以上の熱が出ました(発症日)。
解熱にその後4日、つまり1月14日(発症後4日目)に解熱。
解熱後2日間経過するまでは登校禁止ですから1月15日~16日は経過期間となり、登校が可能になるのは1月17日となります。
こうしてみると1日で熱が下がった子は損してる(得か?)みたいですが、爆発的に感染が広まるのを防ぐためなので、勝手な判断での登校はできないようになっているのです。
ちなみに多くの学校では登校許可証が必要なので、お医者さんにかいてもらってください。
登校許可証がないと出席停止扱いにはなりません。
そんなわけで我が娘の場合
学校を休むとき比較的元気だったので、インフルエンザではなく只の風邪かななどという希望的観測。
しかし、その後の熱の上がり方からやはりインフルエンザか・・・、もしや我が家全滅か・・・などと何年か前に我が家を襲ったロタウィルス一家全滅事件が脳裏をかすめました。
インフルエンザの検査は、発症直後だとはっきりと結果が出ないことがあり、翌日再検査などとなる場合があります。
子供にはつらい検査なので1日待ってからかかりつけの小児科を受診。
次の日は熱は37℃台の前半位まで下がっていました。
「あれれ、喉が斑(まだら)に赤いなあ・・・、ということで溶連菌の検査しましょう。」
ベテランの小児科の先生が診ればすぐわかるという喉の症状だそうです。
そんなわけで我が娘は「溶連菌感染症」と診断されました。
溶連菌は抗生物質が効きますので比較的早く症状は落ち着きます。
娘も薬を飲んだ次の日にはちびまる子ちゃんをみて大笑いしておりました。
ちなみに溶連菌感染症も出席停止となる感染症ですが、こちらは薬が良く効くので出席停止期間は初診日と次の日程度。
インフルエンザを疑ったために休んだ1日目は受診していないので場合によっては欠席扱いになってしまうかもしれないけれど、まあ娘が元気になったのでよかった、よかった。
念のため、溶連菌は症状が消えても決まった期間抗生物質を飲み続けます。
そして医師の指示に従い、後日尿検査を受けます。
ごくまれに合併症を引き起こすことがあるそうなので、尿に異常が無い事を確認する為です。
忘れずに検査を受けましょう。
おわりに
娘が罹った溶連菌感染症というのは子供に多い感染症というイメージですが、大人も感染するそうです。
一度感染し、治った後も何度もかかる可能性があります。
僕も小さいころ、発熱し、喉が痛くなってつばも飲み込めないような風邪を何度かひいたことがあります。
今にして思えばあれ、溶連菌感染症だったんだろうなあ…。
体質ってあるのかな?娘は溶連菌感染症、6回目・・・。
娘自身が保菌していて、体調によって発症するって事なんだろうか?
僕が保菌していて娘にうつっちゃうのかと思って一度溶連菌の検査してもらった事あるけど、僕の喉には溶連菌いませんでした。
とはいえ僕の体の中にも多分いるんだろうなあ、普段は検査してもわからないくらいの、小さいころにかかった溶連菌君が…。
ぼくは大人になってからはほとんど発症したことないから娘もそのうち発症しなくなるんだろうけど、小さいうちは検査が可哀そうなんだよなあ。
喉の奥に綿棒みたいの突っ込まれて痛いらしく、今回も病院に行きたくないと言って駄々をこねておりました。
娘よ、すまん・・・。
おしまい