【最終回】モンテ・クリスト伯【感想】

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悩みどころ

こんにちは すずき です。

とうとう最終回を迎えた「モンテ・クリスト伯」。

見終わっての感想には賛否両論あったようです。

僕はというと、「まあこのあたりが今のTVの限界かな」というのが正直な感想でした。

復讐劇にしちゃ手ぬるい

原作で言ったらフェルナン(南条幸男)が生き返ったあたりで、「あれ?」って思いましたが、うんそうだよね、大人の事情だよねっていう流れになっちゃいましたね…。

残念。

以下ネタバレですので気になる方は読み飛ばしてください

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原作との違いは大人の事情?

概ね原作通りに進んできたとは思うんですよね。

勿論細かいところでは違いはあったけど、それなりにうまく進んできてはいたんだと思うんですよ。

生き返るまでは

こんにちは すずき です。 いよいよ大詰め、「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」の最終回が6月14日に迫って…

フェルナン枠 南条幸男(大倉忠義)

原作で言ったらフェルナン(南条幸男)は自殺したとこでおしまい。

でも生き返った。

最初から思ってたんですけど、最終的には南条幸男のクズっぷりが図らずも出ていたわけだけど、正直悪役としては弱すぎる。

原作だと主人公をチクって監獄送りにした後も、自分がのし上がるために平気で自分の周りの人間を裏切ったりして最後はすべてを失って自殺するわけです。

南条幸男といえば…香港時代に世話になった恩人を裏切ったというよりは、借金のために仕方なく泥棒の片棒を担がされたら運悪く家に帰ってきちゃった恩人が殺されちゃって、自分の命可愛さに仕方なく黙っていたみたいな描かれ方。

このドラマ唯一の配役ミスが全てをダメにしたんじゃないかと勘繰って観てしまった。

悪役NGなら断れよ…。

まあ、本人悪いわけじゃないんだろうけど。

悪役やるなら徹底的に悪役になりきらないといかんと思うのですけど、観るほうからしたら。

もっと積極的にガンガン悪人やって最後は悲惨な死に方して、観てる人から「ざまあ見ろ」って言われる役なのに…。

それやれたらある意味評価上がると思うけどなあ。

なんでこの人出ちゃったのかなあ。

暖の役やりたかったんだろうな、事務所的には。

キャストも二番目にクレジットされてるし。

ダングラール枠 神楽 清(新井浩文)

原作で言ったらダングラールは拷問受けて食事と引き換えに有り金全部巻き上げられて、ボロボロになって最後はショックで放心状態になったところで復讐が空しくなったエドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯爵)に「もういいや、行けよ」みたいになって終わるはず。

そんなわけだから多分、本来はパンイチ演技で話題をさらった神楽兄いが無茶苦茶情けなく追い込まれて、情けねえなあ、もういいやみたいなうまい終わり方があったと思いたい。

パンイチで頑張ったのに、さあこれから一番おいしい見せ所ってとこで、なんか煮え切らない中途半端な終わり方になって残念だったなあ神楽兄い。

ヴィルフォール枠 入間公平(高橋克典)

それに引き替え良かったのは入間公平。

つか、このドラマ、入間家が一番面白くね?

もう家ん中悪人だらけじゃん。

テロ組織の支援者やら毒婦やら嬰児殺しの警官やら…悪の巣窟

唯一原作通り発狂して最後を迎えた入間公平。

悪役を演じた高橋克典さんはとてもよかったけど残念ながら妻、入間瑛理奈役の山口紗弥加に全部持ってかれた感あり。

入間貞吉役の伊武雅刀の怪演もよかったけど、なんといってもエロイーズ枠、入間瑛理奈が神過ぎた、僕的には。

あの眼の演技、きっと家で鏡の前で練習したんだろうなあ。

すばらしい。

復讐はというと

結局、最後は復讐なんかしてるお前はいったいなんなんだよ的なあの終わり方…。

まあTVの9時台放送じゃあの程度かね。

全然スッキリしない。

結局死んだのは小悪党の寺門類だけじゃん。

まあ、殺せばいいってもんじゃないけど、結局入間は発狂したとはいえ、南条も神楽も元気ピンピンだし、大した罪に問われるようでもないし、じゃ何のためにここまでやったのよって感がぬぐえない。

15年も無実の罪で外国の監獄送りになって、死ぬかもしれない拷問受け続けて、やっと逃げて帰ってきたら親は餓死して死んでたとか、まあそもそもあるわけないけど、もしあったら許すか普通…。

おわりに

久しぶりに見たTVドラマは、TVの限界を見たような気分で終わってしまった。

全然ダメって訳ではなくて、それなりに楽しめはしたんですけどね、最終回の結末以外は。

もっとどうにかできたんじゃないかなあ、という気になったというのが正解。

ヒロインの目黒すみれの立ち位置もよく分からなかったなあ。

最後まで引っ張らなくてもよかったんじゃないかなあ?

「すみれは関係ないだろう、助けてやれよ」って幸男に言わせる意味はあったんだろうか?

最後暖を助けに行って火傷したみたいなのもねえ・・・。

悪役は悪役として描かないと…。

何かどっちが悪者なんだか、よくわかんなくなっちゃうじゃん最後に来て。

中途半端は全てをダメにする。

原作だとメルセデスは自ら身を引いて終わるわけだけど、まあTV的にはそうはできない目に見えない力があるんでしょう?

フランスでジェラール・ドパルデュー主演でTVドラマ化した時は最終回の視聴率が50%超えたらしいですけどねえ。

ああ、やばい、また話が戻ってきちゃった。

もう、おわり、おわり。

そんなわけで、「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」観る人によっては大絶賛、でも僕は最後の終わり方のみ煮えきらなくてどうにも、モヤモヤが残りました。

残念ながら見逃してしまった方はFODで31日間無料で視聴できます。

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最終回についてはどうにも納得がいかないわけですが、まあそこに至るまでは楽しく見ることはできました。

6月30日までであればYAHOO IDを利用して31日間無料で視聴できるので気になる人は是非。

っていうか、この最後のモヤモヤ感を共有してもらいたいわー(ってそんなんで誰も観てくれるか、アホー、もっと褒めろよ)。

何で生き返ったんだろ?

おしまい


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