こんにちは すずき です。
我が家ではTVをほとんど観ません。ほぼ置物と化しています。
4年に1度のFIFA ワールドカップ、もしくはオリンピック位でしょうか、頻繁にTVの電源が入れられるのは。
その為、我が家の小学校低学年の娘も必然的にTVに興味がなく、普段は漫画の本を読むか、児童向けの世界名作本(漫画と小説の中間的な絵と文字が半々の読み物)辺りの本を読んだり、YOU TUBEを観たりしています(最近、絵本はそろそろ卒業したっぽいです)。
彼女も小学校低学年となったので、そろそろ小説まではいかないまでも、児童文学みたいなもんも読めるようになってもいいんじゃないかなあと思い、ダメもとで1冊買い与えたら、見事にハマったようです。
「動物と話せる少女 リリアーネ」
CONTENTS
児童文学と言う定義、これにも色々とあるようです。
一般的に児童文学と言ったら、「子供向けに書かれた本」というイメージになるでしょうか。
他になんかあるの?って話しなんですが、wikipediaによると
なるほど。
まあ、こういった定義づけは頭のいい人にお任せいたしまして、ぼくは正直娘が喜んでくれればいいわけです。
そんな意味では、一番最後の「子供に選ばれる本」が一番近いかな。
とはいえ読ませたくない本もあるだろうし。
そうなると、大人がある程度選ぶという意味では、「子供向けに選ばれた本」になるのかなあ。
うーん、まあいいや。
我が家の娘に「そろそろ、もう少し字が多い本も読めるんじゃないの?」
と聞いたら「読めるけど、面白くないから読みたくない。」といわれました。
そりゃ最初はそうだよね。
最初におもしろい本が一冊あれば、この手の壁は一気に超えられるので、以前からなんかいい本ないかなあと思っていましたが、なかなか難しい。
内容が難しいと読めないし(なにせまだ小学校の低学年)、興味をひかないと読みだせないし・・・。
そこでダメもとで買ってみたのが「動物と話せる少女 リリアーネ」。
原作はドイツの児童文学です。
原題は「Liliane Susewind」。
主人公の名前ですね。「リリアーネ スーゼウィンド」
作者はTniya Stewner(タニヤ・シュテーブナー)。
1974年生まれのドイツ人女性です。
2007年に著者の母国ドイツのS.フィッシャー出版社より刊行されて2018年の現在までに12巻までの本編と4作の番外編が発行されて継続中。
本国ドイツのみでなく、フランス、イタリア、スウェーデン、ポーランド、スペイン、台湾など世界中で発行され、本国のドイツでは映画化も決定。
日本では現在、学研プラスから中村智子さんの日本語訳により、出版され、累計発行部数170万部を超える大ヒット作となっています。
家族しか知らない、ある秘密の為、過去に何度も引っ越しを繰り返してきた主人公「リリアーネ スーゼウィンド」。
と言っても題名に書いてあるのでとくにここでネタバレの為に隠すまでもありませんが、ようは「動物と話せる」少女のお話しです。
少女は小学4年生、親友になるイザヤという男の子は小学5年生。
動物と話せるリリアーネが、やはりある秘密を持った親友の男の子と一緒に、少しずつ周りを巻き込みながら、動物たちやその周りの仲間たちの問題を解決していくお話しです。
あまり絵の描いていない文字がほとんどの本を、小学生(特に女の子)が取っ掛りとして読むにはもってこいの内容なのです。
記念すべき第1巻。。リリアーネには動物と話せるというひみつが。そして笑うと花が咲いてしまうこと。このひみつのせいで、3回も引越し、転校をくり返しています。リリアーネが新しい街で出会った少年イザヤにも、何かひみつがあるようですが…。
動物園で動物通訳として働くことになったリリアーネ。動物たちの悩みを聞いては驚いてばかりの毎日。動物園のフィンというやさしい飼育員や、意地悪なトリクシィの姉たちと一緒に働きます。ある日、メスのトラのようすに異変が。さっそく話を聞いてみるリリアーネですが・・・。
2 トラはライオンに恋してる! (動物と話せる少女リリアーネ)
夏休みにリリアーネはイザヤと海に出かけます。ところが海でおぼれてしまうリリアーネ。イルカの妹弟に助けられます。モーターボートや水上バイクに追われて、北の海に迷いこんでしまったイルカの姉弟たちでした。イルカの姉弟を助けるために、リリアーネとイザヤは、ペンションの娘フェリーンと共に、ある作戦を考えました。
ある日、小さなやせっぽっちの1匹のチンパンジーに街の公園で出会ったリリアーネ。がんばて話しかけてみたものの、にげられてしまいました。ところが、このチンパンジーにはあるひみつがかくされていました。そしてなぜか、イザヤのようすまでおかしくなってしまったのです・・・。
リリアーネのクラスにやってきた転校生。その子の家は牧場を営んでいます。牧場で、馬に出会って大喜びののリリアーネ。馬たちともすぐに仲よくなりました。ところが、どうしても心を開いてくれないうまが1頭だけ・・・。いったいその馬に何があったのでしょうか?
育児放棄された赤ちゃんパンダとひとりぼっちのカンガルー。リリアーネとイザヤは、たいへんな危険を冒してこの2頭を救います。そのことが、リリアーネの家族を巻きこんでの大そうどうに発展していくのですが・・・。
リリアーネは今では「動物と話せる」「植物を育てる」ことですっかり有名になってしまいました。記者やパパラッチたちに囲まれて普段の生活も、かんたんにはいきません。何とか散歩に出かけたリリアーネを待っていた恐ろしい魔の手とは・・・。
山小屋で楽しく冬休みを過ごすリリアーネとイザヤ。雪崩にあった鹿の親子を助けだしましたが、母鹿は大けがを負っています。ところが、たよりになるイザヤは高熱を出して、倒れてしまいます。わるいことに、大雪の為に山小屋が雪におおわれてしまい、ふもとの町まで降りることができません。
世界中から問題だらけのペンギンたちが動物園に大集合。いばりんぼうのペンギンやオス同士で卵を温めているカップルペンギン、仲の悪い5羽のうるさくいお姫さまペンギンたち。そして、日本からやってきたペンギン“ユキ”は、なんとペンギンのくせに空を飛びたいと……。
親友のイザヤと連絡がとれないなか、トリクシィやヴォルケといっしょに、公園で遊んでいたリリアーネはペンギンたちをの為のあるアイデアを思いつきます。すべてを解決するカギになったアイデアとは・・・?
体験合宿でおとずれた夜の森のなかでリリアーネは、助けを呼ぶだれかの声を聞きます。イザヤや動物たちとともに、リリアーネは声の主をどうにか助け出しました。ところがそれはリリアーネを巻きこむ、大きな嵐の前ぶれでした。
動物園に、ミルキーという名前のホッキョクグマの赤ちゃんがやってきました。
ぬいぐるみのように可愛らしい赤ちゃん。ところが、ひとたび遊びはじめると、これがたいへんな暴れん坊。みんな困ってしまいました。
リリアーネと親友イザヤが考えたあるアイディアとは……?
「わたし、動物のことばがわからない……」
リリアーネ、シリーズ最大のピンチ!どうする?リリアーネ!!!
イザヤの祖父母が住むアフリカのナミビアを訪れたリリアーネは、サバンナにくらす動物たちと出会えることを、楽しみにしていました。
ところが、ショッキングな事件を目撃して、ひどく落ちこんでしまいます。
そんなリリアーネをイザヤは励まし、ふたりは事件を解決するために、危険な夜のサバンナに出発していくのでした。
あらすじ出典:動物と話せる少女 リリアーネのお部屋
前半は短篇物語。気のいい馬のマーリンがなにものかに連れ去られてしまいました。リリアーネと動物たちは、救出に向います。後半はお楽しみ特集。人気投票結果、リリアーネのお部屋紹介、リリアーネ度チェック、動物占い、4コマまんがなど盛りだくさん。
待望のファンブック第2弾! 前半はリリアーネとボンサイが知り合うまでの心温まる物語。後半は、動物★占い、リリアーネ美術館、4コマまんがなど盛りだくさん。
*ヤンセン牧場に小さなロバがやってきました。ロバは、リリアーネにも理解できない言葉でさけんでいます。いったいどうしたというのでしょう?
*リリアーネの親友ソニヤが、モルモットを飼うことになりました。ところがこのモルモット、まったく元気がありません。さっそくリリアーネが話しかけてみると・・・。
*自分は不幸を呼ぶ猫だと思いこむ黒猫ミノ。リリアーネとの出会いによって、だんだんに自信を取りもどしていきましたが……。
*美しくなければ、価値がないと思いこまされてしまっているダルメシアンのベラ。そんなベラに、転機がおとずれます。
あらすじ出典:動物と話せる少女 リリアーネのお部屋
ダメ元で購入した「動物と話せる少女 リリアーネ」でしたが、結果はと言うと…。
金曜日の夜に娘にプレゼント。
ぼく「はい、これ、プレゼント」
娘「何?これ?」
ぼく「あけていいよ」
娘「わ!(一瞬漫画と勘違いで笑顔)、字、が、いっぱいだね(漫画でないとしってガッカリ顔)」
その後、寝る前に父の手前仕方なく最初のほうだけでも読むふりだけはしておくかと、付き合いで読み始めるできた娘。
ところが・・・
結局再三の「もう寝なさい!」を無視して11時まで読みふける娘なのでした(褒められたことではありませんが・・・)。
そして次の日、朝早起きをして、本を読む娘。
結局土日で200ページを超える1冊を読了。
この週末は予定が沢山あってなお、この結果となりました。
娘「お父さん、このシリーズの2巻買ってー!」
ぼくの小さいころ、おもちゃは買ってもらえなかったけれど、本だけは無制限に買ってくれた我が家の両親。
はいはい、買ってあげますよ。
おしまい