こんにちは すずき です。
寒さ本番で、早く暖かくなる日が待ち遠しい今日この頃。
僕は基本真冬のキャンプにはいかないなんちゃってキャンパーなので(修行になっちゃうからね…)、冬の間は専(もっぱ)らあれやこれやと妄想に浸る日々。
したがって、必然的にキャンプグッズは冬の間に増えちゃうことが多いのです。
キャンプに必要な道具って色々ありますが、ナイフもその一つ。
屋外での行動に何かと必要になってくるので一本(あるいは数本…)は必要です。
そんなわけで、初心者にもおすすめのまずはここから行っとけば間違いなし、定番ナイフのご紹介。
画像出典:BUCK HP
BUCK社のフォールディングハンター110は世界で最もコピーされたナイフと言われている定番中の定番。
世界で初めてのロック式折り畳みナイフです。
1902年カンザス州の無名の鍛冶屋H.H.BUCKが、新しい熱処理の方法を考え出した事により始まったBUCK社。
そのナイフは頑丈で刃持ちが良く大評判になり、祖父、父、息子、孫へとバックナイフの伝統が受け継がれ、スポーツナイフメーカーでは世界一の会社になりました。
フォールディングハンターは写真で見るより大きくて重いです。
刃長は9cm。
全長は22cm。
重さ210g。
僕も一つ持っています。
僕のはフォールディングハンター110FGといって、柄の部分が持ちやすいように指にかかりやすく加工されているもの。
大きすぎると思う方は、フォールディングハンター110よりもワンサイズ小さい112レンジャーもおすすめ。
こちらは刃長7cm。
全長18.5cm。
重量176g。
BUCK バック 112 レンジャー 14020014000000
画像出典:OPINEL HP
フランス製肥後守とでも言いましょうか。
頑丈、素朴、機能的。
1890年、フランスのサヴォワ山中にある小さな村でジョセフ・オピネルによって折り畳み式ナイフの原型が開発されました。
1955年ジョセフの息子、マルセルが使用中、または持ち運び中でも刃をしっかりと固定できる「ビロブロック」を開発。
現在にまで引き継がれる原型が完成されました。
OPINELのナイフは葉の部分がステンレススチール製のものとカーボンスチール製のものがあります。
使い勝手の良さではステンレススチール製、切れ味ではカーボンスチール製といったところ。
スチール製は買った後、まず自分で研いでしっかりと刃をつたり、普段のお手入れをしっかりやらないと錆びてしまったりとなかなか大変ですがその分愛着もわきます。
カーボンスチールの刃を錆から守るために濃く煮出した紅茶やほうじ茶を利用した黒錆加工なども愛用者の間では一般的ですが、まずはステンレス製から始めるのが無難だと思います。
サイズは現在それそれ6種類。
#6~#10と#12があります。
数字は刃の長さを表しています。
僕も何本か使用していますが、最初は#8か#9あたりが使いやすいと思います。
OPINEL 折りたたみナイフ No9 ステンレス鋼 オピネル
画像出典:永尾かね駒製作所 HP
日本が誇る折り畳み和式ナイフ。
明治27年ごろ金物問屋『重松太三郎氏』が鹿児島から持ち帰ったナイフ を元に、携帯できるよう「チキリ(尾)」をつけて刃と柄を折りたためる構造を考案したと言われています。
明治32年に肥後守ナイフ組合」が設立され、最盛期には登録製造業者40軒、肥後守ナイフの製造に従事する者が200名を数えたといいますが、現在肥後守の商標を使用できるのは永尾かね駒製作所のみ。
硬い鋼(はがね)を軟らかい軟鉄で挟んだ割込みと言われる三枚構造と真鍮製の鞘が所有欲をくすぐるなあ…。
サイズ、刃の種類、刃の形状 など何種類かありますが、青紙割込みの大あたりが使いやすいのではないでしょうか?
画像出典:VICTORINOX HP
130年の歴史を持つスイスVICTORINOX(ヴィクトリノックス)社のマルチツールの代名詞。
日本的に言うと10徳ナイフ。
一本あるとキャンプなどでは本当に便利。
以外に役立つのがワインのコルク抜き。
最近はスクリューキャップがメインなので余計に忘れがち。
つまようじやピンセットがすぐなくなっちゃうんですが、後からつまようじだけとかを買うことができるので無くなったら買い足しましょう。
あまりたくさんツールがあるものよりも、よく使うものがいくつかついているもののほうがメンテナンスも楽だし良いと思います。
画像出典:LEATHERMAN HP
創業は割と新しく1980年。
創業者のティム・レザーマンが妻との欧州旅行中にプライヤーがついたマルチツールの必要性を痛感し帰国後に創業。
レザーマンはもうナイフとは言えませんが、とにかく便利なので迷ったらとりあえず一個買っとけというところでしょう。
今はレザーマンのまがい物が多数で回っておりますが本家の作りの良さは特筆もの。
なんと25年の保証付きです。
レザーマン 037447664052 サイドキック SDK-N
キャンプには必要不可欠のナイフですが、刃物ですからその取り扱いには注意が必要。
刃渡り6cmを超えるものは正当な理由なくして携帯することは「銃刀法」で禁じられています。
また「軽犯罪法」によると、刃の長さは関係なく基本的には携帯することは禁止されています。
正当な理由なくして携帯というのが難しいところ。
また正当な理由というのも、料理人が包丁を所持するのは正当な理由ですが、護身用となると正当な理由にはならないようです。
キャンプでの使用であり、しっかりと管理された状態での持ち運びであればよさそうではありますが、場合によっては、なーんてこともあるのかもしれません。
マルチツールでも場合によっては処罰の対象となることがありうるということなので自己責任でお願いいたします。
【アウトドア&スポーツ ナチュラム 】
おしまい