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意外に簡単?なわけないじゃん レザークラフトの世界 その1

こんにちは すずき です。

去年の暮頃、新しい手帳を買いました(長年使ってきた手帳が廃版になってしまったので)。

でも困ったことに手帳のカバーがダサい。

さんざん悩んだ挙句、結局自分でつくるという・・・、今にして思えば無謀な選択をしました。

気に入ったものは高いものばかりだったので、買うより安いじゃん手作りのほうが・・・なんて思ったわけです。

レザークラフトなんてやったこともないのに・・・。

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レザークラフトの世界

何はともあれ、道具がなければ始まりません。

通販などで調べてみると、初心者用のセット販売などは意外に安いものがあります。

でもあれこれ考えていると、「やっぱりこれもあったほうが・・・」、とか「大して値段が違わないから、少しいいやつにしよう」とかいってあれこれやって、材料の革なども、「どうせ買うなら大き目のもの買えば他のものも作れるし(作ってもいないうちから・・・)」とね・・・まったく自分のおっちょこちょいっプリに今更ながらあきれるわ。

そんなこんなで、気に入った製品買ったほうが安いって気が付いたのは作り始めてから…。

まあ、手前味噌ですが僕は多分一般的に言ったら相当器用なほうですし(自分で言うけどね)、設計作業は本業ですし(レザークラフトは素人だけど)、建築模型作るのと何ら変わらんはずと思って突き進んでみました。

そんなこんなでできたもの。

手帳のカバー

単体で表(おもて)から写した写真がないので裏面です(なんか残念)。

ちょっとしたメモやらを挟めるようにポケットつけてみました。

手帳はDiscover 21のディスカバーダイアリー。

B6サイズで1日1ページタイプのものです。

手帳用紙は裏写りがしにくくて、薄いのに丈夫で書きやすい上質紙「クリームエレガ」を使用してます。

トモエリバーマットとも言うのかな?

中身は割とアバウトな感じで、押しつけがましい余計な所が少ないところが気に入っています。

これはカバー付ですが、カバーなしで購入して、カバーだけ自分で作ったんですが、今にして思えば、最初だけでもカバー付で買えばよかった…。

というのも、レザークラフトの初心者には何が難しいって、革の厚みやらを考慮してのサイズ感をつかむのが本当に難しいのです。

写真ではそれなりにおさまっているように見えますが、実は手帳の表紙の厚紙部分の行き方向がほぼパンパン。

少しの遊びもない状態・・・。

かなり余裕を持たせたつもりではあったけれど・・・ああ、聴きたくない言葉「設計ミス」。

使っているうちに表紙がすんなり入りきらないので開いたり閉じたりしているうち背表紙がボロボロになりました。

まあ、表紙の厚紙部分の先端を少しカットしちゃえばいいんですけど、設計を生業とするものにしては少々屈辱的ではある。

カバーがあれば現物を採寸して参考にすることもできたのに。

悔しいぜ。

因みに刺さっている4色ボールペンは、以前書いた「LAMY 2000」です。

こんにちは すずき です。 突然ですが、「LAMY 2000」という4色ボールペンをご存知でしょうか? 僕は以…

その後、かかってしまった道具代やらを相殺するために余った革で作ったカードケースがこちら。

カードケース(手帳カバーも写ってますが)

手前の小さいのがカードケース。

よく文房具屋さんで売ってる差し込み式のカードホルダーを2つ使ってます。

まあ、手帳カバーとつくりは似たようなものでサイズを小さくしただけです。

フルに詰め込むと大体80枚くらい入ります。

そんなこんなしてたら、妻が時計のベルトがボロボロになったから直せと詰め寄ってきたので、仕方なくご機嫌取りにつくってみた腕時計のベルト がこちら。

腕時計のベルト

オーダーメイドなのでベルトの穴は一つです。

時計はTIMEXの時計です。

元々ついていたベルトも革製でしたのであまり見た目は変わらないけれど、休みの日に一人でこんなことばかりしていると妻の機嫌は当然悪いので、言われるままに作りました。

すると調子に乗って、「名刺入れがないんだよね」と言って睨んできたので(仕方なく)作ったのがこちら。

名刺入れ 初号機

安い革を買ったので、革に傷と言うか自然にできてしまった不均一な模様があったので、そこをあえて生かしてみました(なんて言ってみたりして)。

どうやら気に入ったようで使っているのでまあ良しとしましょう。

中身はこんな感じ。

開くとポケットも引っ張られてパカッと開くようにしてみました。

妻は「フン、まあまあいいね」と上から目線で言っていました。

何かと上から目線なウチの奥さん・・・。

名刺を入れた状態はこんな感じ。

するとどこで聞きつけたか、昔お世話になった学生時代の先輩(サッカー部、キーパー)が「俺も名刺入れが欲しい」などと遠く富山の地からからほざいてきました。

以前勝手に富山まで行ったら快く1泊させてくれて、おまけに豪遊させてもらったことがあるので仕方なく作ったのがこちら。

名刺入れ 弐号機

先輩は勿論男性です。

キーパーでした。

大学の体育会サッカー部で。

お分かりかとは思いますが完全に嫌がらせですね。

内側にポケットを一つ追加してみました。

便利とか使い勝手とかじゃなくて、赤い糸でステッチを入れて恥ずかしめてやるためです、勿論いやがらせ。

先輩、使ってくれてるかなあ・・・?

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その後

こんなことをしていると、我も我もと、あれ作れ、これ作れと勝手な事ばかり言う人達がワサワサとわいて出ました。

できあがった所だけ見るとすぐにできてるとお思いでしょうが、これがやってみるとそれなりに大変なのです。

そして、たいがい皆さん2言目に言うのがこの言葉。

「格安で!」

あのね・・・、こんなもん格安で作ってはおれんのですよ。

材料費は確かに格安ですけど。

やれば多分誰でもできるので自分でやれ!と言って追い返します。

因みに僕が購入した道具はこちら。

1年前に購入したものと同じものが見つからなかったけど、大体こんなような道具です。

ぼくが購入したのはもっと点数が少なかったけれど、先ほど紹介させていただいたものは全部この道具で作れます。

まあ少しばかり(相当かな?)苦労するとは思いますが。 

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あとがき

ここまでが大体1年前のお話しでした。

その頃娘に言われました。

おとうさん、私の携帯ケース作って

携帯というのは僕が機種変更していらなくなった古いiphoneを初期化してWiFi専用の端末として娘にあげたものです。

電話機能はありません。

まあ、今どきの子供はこの手のものに強くなければやっていけないと思うので、早々に与えています。

勿論やっていい事、いけないことは厳しく言い聞かせていますし、使っていい時間も決めています。

そんな、iphone(5S)のケースを作ってくれと言われたわけです。

それまで妻のお古のケースを使っていたのにボロボロになっちゃったようです。

可愛い娘に言われたので、「ああ、いいよ、作ってあげる」といったのが1年前。

でもiphonケース、いざ作ろうと思うと色々大変だなあなんて思って頭の中で堂々巡り。

大体言ったはいいけどそう簡単に動かないのが僕ですよ。

3年寝太郎と言われているのは伊達ではない。

あっという今に1年が過ぎました。

はぁ…私の携帯ケースはいつできるやら・・・お父さんにも困ったもんだよ・・・」って言ってたよ、と妻に聞かされ、「ああ、そう、ついでに私のもね」と脅され・・・。

はあ、「構想してんだよこっちは、構想1年だ」と言ってはみたけどね。

で仕方なく1年ぶりに作ってみたのがこちら。

ちら見せです。

お前ホントに作ってんのかよって思われてもなんなので、次回制作経過とともにお送りします(どうでもいいよってね・・・)。

こんにちは すずき です。 さて、気に入ったものがなければ作ればいいじゃないかと簡単に考えて無謀にも完全独学で手作りレザークラフトの世界に...

つづく


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