こんにちは すずき です。
久しぶり過ぎてワードプレスの使い方忘れました…。
1年近く放置していたのには理由がありますが…それは置いといて、久方ぶりの投稿は「万年筆」。
以前から欲しいと思っていてずっと思い切りが付かずに購入できなかった「KAWECO BrassSport」をようやく手に入れましたよってお話です。
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以前KAWECO(カヴェコと読みます。カベコではないんです。゛ヴェ”)のSport(スポーツ)についてはほんの少しだけ書いたことがあります。
そもそもインクについて書いた中でほんの少し触れただけなんですが、このスポーツが値段安い割には本当に書きやすくて、今僕の中では完全に1軍の4番バッターに成長いたしました。
とはいえそんなに沢山万年筆持ってるわけじゃないんです…。
それでも僕の持っている万年筆の中ではパイロットのカスタム74やプラチナの#3776など、ペン先が金でできている高級品(の中では一番安いほうだけど)の万年筆にも決して負けない使い心地と滑らかな書き心地。
そもそも高価な金ニブ(ペン先のことです)を使いこなすほどの技量がないというのも大きな理由だし、万年筆はインクとの相性もあり、使用するインクや、ペン先の状態や調整によっても全然書き味などの印象が変わってしまうので一概には言えない奥の深い(沼と呼ばれています)世界ですので、詳しいことはスルーしますが、まあ、値段などコストパフォーマンスも含めてお気に入りの万年筆なのです。
KAWECOは1983年にドイツのハイデルベルグで筆記具のメーカーとして設立されました。
その後1976年に経営難によりいったん製造は中止されてしまいますが、その後1995年別のドイツ企業によって復刻され今日に至ります(すげー簡単な説明…。でもあちらこちらで書かれているので詳しくはググっていただくとして)。
そんなKAWECO社の中でも一番有名なのが「カヴェコ スポーツ」ではないでしょうかね?
1972年のミュンヘン・オリンピックの際に公式ペンとして認定された歴史を持ち、世界中にファンがいます。
そして、そんなカヴェコ スポーツの中にはいろいろとマニア心をくすぐる悪魔のようなバリエーションがご多分に漏れず少なからず存在するわけでですが、その最たるものが今回僕が自慢しようと思っているのが「KAWECO BrassSport」。
「KAWECO Sport」には多数のモデルが存在します。
最もベーシックなカヴェコスポーツ。
ロゴが金色。
ロゴがシルバー。
割と渋い色が多いです。
軸がクリアでロゴはシルバー。
ポップで軽やかなイメージでしょうかね。
アルミ製です。
この辺りからがだんだん悪魔のささやき…。
何でアルミ軸をストーンウォッシュするんだよって感じだけどね…これがかっこいいので何とも悔しい。
ちなみに僕は次はこれが欲しい…。
ブルーがね…、なんか歴戦のグフ(ランバ・ラル大尉が搭乗してたやつね)っぽい。
で今回ぼっくが購入してしまったのが「ブラススポーツ」。
やっと行き着いた…。
今回はネットで注文しましたが、こんな箱に入ってやってきます。
スカイラインスポーツを何本か持っていますが、さすがに値段が違うので少しだけ高級感があります。
箱の中身はこんな感じ。
早速開封します。
意味はないけど箱の上に乗っけてみました。
流石は真鍮製、ズシリと重いです。
写真ではクリップが付いていますが、これは別売りです。
色や形などが何種類がありますが、せっかくなので高いほうのラウンドしたクリップ、色はブロンズをチョイス。
この辺りはお好み。
カヴェコのスポーツシリーズのペン先は交換できます。
ユニットごとに交換するタイプで、LAMYのようにペン先だけ交換という形ではありませんが、なんと14金のニブも用意されています(お値段は少々かかりますが)。
交換は自分でもできますが、自信がない人はメーカーにお願いしましょう。
元のペン先は返してくれます。
ペン先のユニットはモデルごとに対応非対応がありますのでご注意ください。
キャップ側の頭についてるロゴもかっこいい。
キャップを後ろにさして使うのがスポーツシリーズのデフォルトですが、ブラススポーツに関しては何せ真鍮製。
とにかく重いので少々書きづらく感じる人もいると思います(ダメじゃん何てことはないんです。とにかくカッコいいから。)。
キャップを外して書くのもありかも。
手が大きい人はやっぱりキャップがないと持ちずらいかな。
ちなみに僕が持っているその他のスポーツシリーズ。
上からスカイラインスポーツのマキアート、ブラススポーツ、スカイラインスポーツ ミント。
一番上のマキアートについているクリップが二種類あるクリップのもう一方。
少しだけリーズナブルです。
これはこれでシンプルでよいのです。
ちなみに分解するとこんな感じ。
僕は万年筆はいろいろなインクを試して楽しみたいので、基本コンバーターを使用しています。
カヴェコのスポーツシリーズは軸が短いので専用のコンバーターが必要です。
写真に写っているカートリッジ式のインクは最初から付いてくるカヴェコの純正です。
僕はどうせ使わないからいいけど、もう2、3本つけてくれてもいいと思うとちょっと思う。
真鍮製のブラススポーツは何といってもその経年変化(エイジングなんて言う人もいて困っちゃうな⦅ほんとは困ってない⦆)が何といっても最大の魅力です。
しかもありがたいことにカヴェコのブラススポーツはその変化がかなり早いです。
使い始めて一月ぐらいでもかなり色が変わります。
毎日手に持ってスリスリして少しでも早く色変わんないかなあなんて思って使ってます。
薬品使って強制的になんて人もいるようですが、そんな必要はありませんね。
1年もすればかなりいい感じになりそうです。
あとは重さでしょうかね。
真鍮なんで当たり前なんですが重い。
その重さがまたたまらない所有欲を満たしてくれるわけですが、正直字は書きづらい。
いいんですけどね、そんなものは。
どうでもいいんですよ、カッコいいから。
あと使ってると金属臭いにおいが手につきます。
これも被膜ができて色が変わってくると同時に減っていきますが最初のうちはとにかく金属臭い。
でもいいんですよそんなことは。
カッコいいからね。
いかがでしたでしょうかね、「KAWECO BrassSport」。
スポーツシリーズはかなりコンパクトな作りですし、プラスチック製のシリーズなどはかなりリーズナブルなんですけど、書き味は驚くほど良いです。
正直僕はLAMYよりもカヴェコのスポーツシリーズのほうが個人的には好き。
あくまで個人的な嗜好ではありますが。
LAMYはどちらかというと少しカリカリ感があって、そういった書き味が好きな人には好いと思います。
ちょっと鉛筆っぽい抵抗感とでも言いましょうかがあるように僕は思います。
KAWECO カヴェコはとても滑らかでサラサラヌリヌリといった感じ。
さて・・・そんなこんなでいつの間にか増えていくスポーツシリーズでした。
おしまい