こんにちは すずき です。
昨日、今日と暑い日が続いています。
ところが天気予報ではもう梅雨入りしたのでは?などと言っております。
昨日の夕方、23オンスという超極厚というか、ヘビーデューティーなジーンズを洗濯して、干しました。
16:30位に干して18:30には乾いてました。
どんだけ天気がいいんだかと思っていたのに・・・。
梅雨って何?
あまり考えたこともありませんでしたが、少し調べてみました。
日本人的には、この時期に雨がふるのって当たり前ですよね。
イメージとしては6月は雨と紫陽花とカタツムリ。
でもなんでこの時期は雨が降り続くんでしょう?
この時期の日本列島の上空には大きく分けて4っつの気団(空気のかたまり)が流れ込んできます。
中国大陸の南側から、「熱帯モンスーン気団」。
以下にも暑そう。
その名の通り、暖かくて非常に湿った空気を含んだ海洋性の気団です。
中国大陸の北側からは「揚子江気団」。
揚子江というのは長江の事ですね。
何故か中国の国外では長江の最下流部の異称である揚子江の名前で知られています。
この気団は暖かくて非常に乾燥した大陸性の気団です。
もともとはシベリア寒気団が暖かく変質し温暖化したもの。
日本列島、朝鮮半島の北側の気団が「オホーツク海気団」。
冷たくて湿っている海洋性気団。
日本列島、朝鮮半島の南側の気団が「小笠原気団」。
暖かく湿った空気を多く含んだ海洋性の気団。
よく天気予報で聞く「太平洋高気圧」と言われるものです。
この4つの気団が日本列島、朝鮮半島の上空でぶつかり合うわけですね。
揚子江気団と熱帯モンスーン気団との間に、気団の温度差から生じる停滞前線が生じます。
オホーツク海気団と小笠原気団の間に、気団の温度差から生じる停滞前線が生じます
このようにして東西に長く数千km渡り形成される停滞前線を梅雨前線(ばいうぜんせん)と呼びます。
この梅雨前線が小笠原気団と熱帯モンスーン気団の勢力の拡大によってゆっくりと北上していくわけですが、この間、前線の周りでは雨が降りやすい状態が続きます。
1か月から2か月近くに渡って続くこのような状態を梅雨(つゆ)と呼んでいます。
梅雨という言葉にも色々な表現があります。
「走り梅雨(はしりづゆ)」、「梅雨の走り(つゆのはしり)」、「むかえ梅雨(むかえづゆ)」
5月、6月の梅雨入り前の梅雨に似た天候をさして言います。
「梅雨の中休み(つゆのなかやすみ)」
梅雨の半ばあたりでいったん天候が回復する時期の事。
「梅雨寒(つゆざむ)」、「梅雨冷(つゆびえ)」
梅雨の間は日照が少なく気温の上下が少なく肌寒く感じることがあります。この寒さを指して使われます。
「梅雨晴れ(つゆばれ)」
梅雨の間の晴れ間を言います。
気温、湿度ともに高く不快指数も高くなります。
熱中症に注意!
「荒梅雨(あらづゆ)」、「暴れ梅雨(あばれづゆ)」
梅雨の末期の雨を指して言います。
「送り梅雨(おくりづゆ)」
梅雨の末期は雷を伴って激しく雨が降ることがあります。このことをさして言います。
「空梅雨(からつゆ)」
梅雨の期間中にほとんど雨が降らない事を言います。
降らなければ降らないでダムに水がたまらず夏場の水不足が懸念されたりします。
梅雨もないと大変なのです。
梅雨の時期は気温も上がり湿度も高くなります。
人間にとってはあまりうれしくないこの気候。
カビやある種の菌にとっては絶好の気候だったりします。
僕は以前、火を通したカレーが半日でカビだらけになったことがありました。
食品が一番腐りやすいのはこの時期。
食中毒には気を付けてください。
熱中症にも注意!
まだ体が暑さになれていないこの時期は特に注意が必要です。
これからしばらく長い梅雨がつづきます。
この時期のお出かけには雨具を忘れずに。
雨が降ると憂鬱になる人もいますけど、僕は意外と大丈夫。
建物の中で雨の音を聞いているのはむしろ好きですよ。
突然の大雨はちょっと困りますけどね。
くれぐれも体調管理にはお気を付けください。
おしまい