こんにちは すずき です。
あーーー、やっと涼しくなってきた・・・。
もう冗談やめてよってくらい暑かった今年の夏。
毎朝毎朝35℃超の予報をみると「いつまで続くんだよっ」てちょっとイラッとするような猛暑日の毎日もどうやら一段落と言ったところ。
天気図を見ても秋雨前線がはり出してきてようやっと少し涼しくなりそうだなって雰囲気が出てきました(と言ってもしばらく続く26℃って普通に夏日なんですけどね・・・)。
天気予報を見ると日本列島の上から南側の海の辺りに日本列島に沿うように前線が長くつながったような天気図をチラホラ見るようになりました。
この時期のこんな前線を秋雨前線と言います。
秋雨前線は主に4つの高気圧の影響で形成されます。
一つは大陸北側の冷たく乾燥したシベリア高気圧。
シベリア気団で構成されたいます。
そして二つ目はこの時期特有で温かく乾燥した移動性高気圧。
移動性高気圧は大陸南側の揚子江気団から構成されています。
三つ目に日本列島や朝鮮半島の南側の小笠原気団から構成される暖かくて湿った太平洋高気圧。
四つ目は日本列島や朝鮮半島の北側、冷たく湿ったオホーツク海気団から構成されるオホーツク海高気圧。
この四つの高気圧が日本列島や朝鮮半島の辺りで押し合いへし合いして前線が行ったり来たりする事で雨の降りやすい不安定な天気が続きます。
南北の暖かい気団と冷たい気団、東西の乾燥した気団と湿った気団が偏西風などの影響を受けながら日本列島の上らへんで押し合いへし合いするわけです。
これってどこかで見たことがあります。
そう梅雨前線と似ている。
ただ梅雨前線と違うのは、太平洋高気圧がそれほど活発ではなく、南側から湿った暖かい空気が流れ込むことが少ないので、前線が長く停滞することはそれほどありません。
ぐずついたはっきりしない天気が続きます。
おおよそ10月の半ばくらいには前線は日本列島の南側に追いやられ自然に消滅します。
梅雨と比べると末期より初期に台風の影なども加わり大雨になる傾向があると言われています。
秋霖(しゅうりん)前線なんて言い方もあるようです。
秋の初めに降り続く雨の事を秋霖(しゅうりん)というんですね。
日本には雨を表す言葉がとても多いんです。
冷雨(れいう)とか白驟雨(はくしゅうう)、秋黴雨(あきついり)、秋湿り(あきしめり)等々秋に降る雨を表す言葉だけでもまだまだたくさんあります。
因みに冷雨(れいう)とは晩秋の冷たい雨の事。
白驟雨(はくしゅうう)は白雨(はくう:雨脚白く降る夏の夕立の事)と驟雨(しゅうう:急に降り出すにわか雨の事)を合わせた物で断続的に激しく降る秋の驟雨のこと。
秋黴雨(あきついり)は秋の長雨の事。又はその季節に入る事で秋入梅とも表し、読み方は〔つゆいり→ついり〕から。
秋湿り(あきしめり)は秋の長雨の事。
秋は体調を崩す人がとても多いです。
秋になると気温はまだそれほど低くもなく、体は汗をかくのに冷たい風が吹き出す季節。
寝冷えをしたりして体を冷やしてしまう人が多いと言います。
冬よりも秋のほうが体が冷えやすいそうです。
冬は寒いって覚悟してますからね、気持ちも体も。
東洋医学においては体の冷えは最も悪い状態といいます。
百害あって一利なし。
そんなわけで、秋は朝起きたら足湯をするのがお奨めです。
ちょっと熱めのお湯でやるのがポイントです。
どうも体調が悪いなと思う方、だまされたと思ってやってみてください。
あー、もう本当に今年の夏はしんどかった。
でも来年も同じことを言ってそうな気がします。
この異常気象が異常気象であってくれればいいんですが。
最後に念のため冒頭で書きました夏日について。
一日の最高気温が25℃を超えた日を夏日と言います。
30℃を超えると真夏日(僕が子供のころはここまで)。
35℃を超えると猛暑日(40℃超えたらなんて言うようになるのか心配だよ)。
ついでに、夜間の最低気温が25℃以上の夜を熱帯夜と言います。
30℃以上は超熱帯夜(←これはイマイチだな)だって。
今年猛暑日何日あったんだろうか・・・もうマジいらね・・・。
おしまい