こんにちは すずき です。
もうすぐ中秋の名月。
今年の中秋の名月は9月24日です。
中秋の名月って毎年違います。
中秋の名月ってそもそもなんだってお話しです。
2018年の「中秋の名月」は9月24日。
これは太陰太陽暦の8月15日に当たります。
太陰太陽暦と言うのは太陰暦に太陽暦の要素を取り入れたものです。
説明になってませんね。
そもそも太陰暦と言うのは月の満ち欠けをもとに1か月を決めた暦(こよみ)の事で紀元前から用いられてきた物です。
月の満ち欠けをもとにしているので1月が29日から30日で、それを12回繰り返して一年とする太陰暦では1年が354日と、太陽の周りを地球が回る周期を基にした太陽暦に比べて11日短くなってしまいます。
そこで太陽暦の要素を取り入れて閏月などを入れることで実際の季節が違ってしまわないようにしたものが太陰太陽暦と言います。
先ほども書いた通り、この太陰太陽暦の8月15日にあたるのが「中秋の名月」です。
十五夜(じゅうごや)っていうのはここからなんですね。
太陰太陽暦に従って「中秋の名月」が決まるわけですが必ずしも満月ではありません。
これ結構知りませんよね。
今年の9月の満月は9月25日です。
因みに秋分の日は9月23日だからややこしい。
秋分は二十四節気の一つです。
これは太陽の動きから決められます。
冬至から次の冬至までを等分して決められます。
秋分はおおよそ9月23日前後となります。
満月と言うのは地球から見て太陽と月が真反対になった時を指します。
2018年の9月の満月は25日の11時52分だそうです。
中秋の名月には月見の風習があります。
これは平安時代に中国から伝わったとされています。
貴族の間で盛んになったそうです。
たしか七夕もそんな感じだったような。
平安時代の貴族はひまだったんでしょうかね?
貴族たちは空を眺めて月を見るのではなく、水面や盃に映った月をめでたと言います。
風流だなあ。
庶民が広く月見をして楽しむようになったのはやはり七夕と同じく江戸時代からだと言われているそうです。
月を愛でるというよりは農業行事と結びついていたそうです。
御備えをして月を眺めて楽しむだけでもちょっと気分ではあります。
御備えはと言うと。
本来は稲穂を依り代にしたかったそうですが、時期的に稲穂がまだないために形の似ているススキにしたという説があります。
月見の後に軒先につるして魔除けにする風習もあるそうです。
秋の七草でもあります。
米粉を丸めて作った団子を満月に見立てて積んだ物。
一五夜の場合は団子の数は15個。
積み方は、一段目に9個(3×3)、二段目に4個(2×2)、三段目に2個積みます。
「中秋の名月」は別名「芋名月」。
里芋など芋類の収穫を祝った行事でもあります。
御備えに里芋で作った「きぬかつぎ」は欠かせないのです。
収穫に感謝し旬の野菜や果物をお供えします。
古くから伝わる風習ですが、今も昔も言ってみればお酒を飲む口実としか僕には思えませんし、それでいいと思っております。
美味しくお酒が飲めるなんて、なんて素敵な事じゃないですか。
おしまい